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マイコン不要!単体でMP3が再生できる『DFPlayer Mini』の使い方
今回は、MP3を再生できるモジュール『DFPlayer Mini』の使い方について紹介します。
DFPlayerは、マイコンを介さず、単体で使用できます。
配線図は、以下の通り↓(公式から引用)
例えば、トラック1を流すには、ADKEY1(12Pin)に、スイッチだけを接続します。
トラック2を流すには、ADKEY1(12Pin)に、3KΩの抵抗とスイッチを接続します。
抵抗値 | 1回クリック | 長押し |
---|---|---|
0K | 1曲目を1回再生 | 1曲目をリピート再生 |
3K | 2曲目を1回再生 | 2曲目をリピート再生 |
6.2K | 3曲目を1回再生 | 3曲目をリピート再生 |
9.1K | 4曲目を1回再生 | 4曲目をリピート再生 |
15K | 次の曲 | 音量アップ |
24K | 前の曲 | 音量ダウン |
33K | 一時停止/再生 | |
51K | 全ての曲をループ再生 | |
100K | ||
200K |
配線例1:ボタンを押すと一曲目を一回だけ再生
配線例2:[次の曲を再生]と[音量アップ]機能を追加
黒いボタンにはボタン以外に何も接続していません。
黒いボタンを押すと、一曲目だけを再生します。
白いボタンには、15kΩの抵抗を接続しています。
白いボタンを押すと、次の曲を再生。
白いボタンを長押しすると、音量がアップ(長押し)します。
なお、音が鳴っている間はDFPlayerに搭載された赤いLEDが点灯します。
配線例3:別の装置からの出力信号で再生
別の装置からの出力された信号でDFPlayerの一曲目を再生する方法です。
フォトリレー使用して、電源電圧の違う装置の信号からでも再生可能です。
装置なしで出力信号から作る場合は下記の記事を参考にしてください。
電源投入時に一曲目だけを一回だけ再生することが可能になります↓
MP3データの保存
ファイル名は、適当に「0001.mp3」「0002.mp3」「0003.mp3」のように連番を付けて、microSDカード内に保存しました。
microSDカード容量は、32GB・8GBの2つで試しましたが、どちらも正常に再生されました。
ボリュームの調整
ADKEY1(12Pin)に、15KΩの抵抗とスイッチを繋げば、スイッチ長押しでボリュームアップします。
ADKEY1(12Pin)に、24KΩの抵抗とスイッチを繋げば、スイッチ長押しでボリュームダウンします。
繰り返しボタンを長押しすると、一段ずつ音量は上がっていきます。
ただし、ボタンを押したときにどれくらい音量が変わったのかは分かりません。
なお、電源を遮断すると、音量はリセットされます。
デフォルトの音量設定
デフォルトの音量調整は、DFPlaye単体ではできない感じなので、MP3ファイル自体の音量を調整しました。
下記のサイトを利用すれば、オンライン上でMP3の音量調整ができます↓
もし、音量の微調整が必要な場合は、マイコンを繋いで制御する必要がありそうです。
音が途切れたり、鳴らないときは?
もし、途中で音が途切れたり音が鳴らないときは、電流不足が原因です。
次の方法を試してみてください↓
秋月電子よりもAmazonの方が安い
DFPlayerは秋月電子にも売ってますが、Amazonなら1個350円とお買い得です。
今回使用したDFPlayerは、Amazonで購入したものです。
- Amazon ・・・ Aideepen DFPlayer Mini(350円/1個)
- 秋月電子 ・・・ DFrobot DFPlayer Mini(1,050円/1個)
質問です。マイコンなしでエンドレス再生はどうすればできますか? ①→②→③→①・・・
K3(51kΩ)で1曲再生して止まってしまいます。
因みに、K6(15KΩ)でnextは正常に動作します。