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【ミニ四駆・改造】リモコンでモーターの始動・停止を制御する
ミニ四駆を改造して、リモコン制御回路を取り付けてみました。
リモコンのONボタンを押すと、モーターが駆動し、ミニ四駆が走り出します。
OFFボタンを押すと、ミニ四駆が停止します。
今回使用したミニ四駆は、ボディ内に回路を詰め込むスペースのある『ブロッケンG』です↓
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目次
使用するもの
配線・回路図
取り付け手順
電池とモーターの接続を切り離すため、金属端子を外側に折り返しておきます。
![電池とモーターの接続を切り離す](https://www.ekit-tech.com/wp-content/uploads/20220915-13-1200x675.jpg)
外に折り曲げると、こんな感じになります↓(金属端子がすぐ外れてしまうので、瞬間接着材で固定してください)
![金属端子を外に折り曲げた状態](https://www.ekit-tech.com/wp-content/uploads/20220915-14-1200x675.jpg)
モーターの端子からケーブルを引き出します(紫)
電池のプラス側からケーブルを3本(センサー基板用・モータードライバー電源用・モーター駆動用)、マイナス側から1本引き出してます。
![ケーブルを引き出す](https://www.ekit-tech.com/wp-content/uploads/20220915-15-1200x675.jpg)
リモコンライトを分解し、基板を取り出します。
![リモコンライトを分解して、取り出した基板](https://www.ekit-tech.com/wp-content/uploads/20220915-16.jpg)
電池カバーの上にモータードライバー基板とセンサーライト基板を両面テープで貼り付け、ケーブルをはんだづけします。
![モータードライバー基板とセンサーライト基板を両面テープで貼り付け、ケーブルをはんだづけ](https://www.ekit-tech.com/wp-content/uploads/20220915-17-1200x675.jpg)
リモコンから発せられる赤外線の受信感度を上げるために、ボディを肉抜きしておきます。
![肉抜きしたミニ四駆(ブロッケンG)](https://www.ekit-tech.com/wp-content/uploads/20220915-18-1200x675.jpg)
完成です。
![リモコンとミニ四駆](https://www.ekit-tech.com/wp-content/uploads/20220915-19-1200x675.jpg)
技術解説
モータードライバー(DRFV8835)については、以前の記事で詳しく解説しています。
ぜひ、そちらを参考にしてください↓
※プチ電車は電池1個(1.5V)で駆動していたので、リモコンライト基板を動かすための電圧を確保するために色々な部品が必要でした。
しかし、ミニ四駆は電池2個(3V)で駆動しているので、必要な部品は少しで済みます。
トラブルシューティング
「うまく動かない」「動作がおかしい」場合は、以下の方法を試してください。
一瞬だけモーターが回るが、すぐに停止する
何だかの原因で、電流不足に陥っています。
考えられる可能性は、以下の通りです↓
- 電池のパワー不足(Panasonic EVOLTAのような高品質な電池を試してみてください)
- 電源の配線を電池から一本ずつ持ってくるのではなく、数珠繋ぎしている
- モータードライバの不良
リモコンの反応が悪い
考えられる可能性は、以下の通りです↓
- リモコンライト基板に十分な電流が行き渡っていない(電池のパワー不足)
- リモコン受信部の不良(受信部を一度取り外して、もっと赤外線を受信しやすい位置に取り付ける)