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スライドスイッチ(8Pin)の接点・ピン配置図

おもちゃを修理していたときに付いていたスライドスイッチ。
左・中・右の切替がある普通の3接点スイッチなのですが、ピン配置が少し変わっていました。
なぜか、ピンとピンの間に大きなスペースがある箇所があるのです。
調べても情報が出てこなかったので、分解して内部構造を確認してみました。
記録として残しておきます。
2回路3接点スライドスイッチの接点
2回路3接点スライドスイッチの構造


内部では、逆凹形のレールが移動し、位置に応じて各ピン同士を接点させています。
なお、白いスイッチ部分が金属フレームから外れてしまうと、白いスイッチの横にある小さな穴からバネと2個の玉が飛び出します。
飛び出してしまった場合は、金属フレームをペンチで少し広げ、穴に[玉]-[バネ]-[玉]の順に戻して修復できます。
代用品の購入
修理しようとしたおもちゃは、このスライドスイッチが正常に動作していませんでした。
原因はレールの劣化。
エタノールを染み込ませた綿棒で清掃すると接点は復活しましたが、その過程でレールを変形させてしまい、途中で折れてしまいました。
そこで同型のスライドスイッチを探したところ、下記が該当↓

Cltgxdd-スライディングスイッチ10個 - AliExpress
色:SS12D00G3
四隅の基板固定用の金属部分をへし折り、交換して無事に修理を完了しました。


