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あ、間違えた!基板にはんだづけした電子部品の取り外し方(IC・チップ類・抵抗・コンデンサなど)
「部品を間違えてハンダ付けしてしまった!でも、自分で取り外すのは怖いなぁ・・・」
という方のために、今回は電子部品の取り外し方法について紹介します。
パーツによって最適な取り外し方法は違うので、ぜひ参考にしてみて下さい。
IC・ICソケットの取り外し
ハンダ実装した基板から部品を取り外すには、「はんだ吸い取り線」を使用します。
はんだ吸い取り線は、ハンダが馴染みやすい溶剤を染み込ませている銅線です。
熱を与えると、吸い取り線のほうにハンダが吸い寄せられていきます。
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はんだ吸い取り線を上から被せて、ハンダを吸い取っていくイメージです。
吸い取り線にじわーーーっと染み込んでいくので、じっくり待ちましょう。
もし吸い取り切れなかったら、もう一度ハンダを盛って、やり直してください。
全ての足のハンダを吸い終わったら、ピンセットで足を一本ずつグリグリ動かします。
これは、基板の穴の中でくっついてるハンダを引き離すための作業です。
もし、足が硬くて動かない場合は、まだ穴の中にしっかりとしたハンダが残っている証です。
もう一度、その穴だけハンダを盛って、はんだ吸い取り線で吸い直してください。
最後に基板の表からICを引き離します。
キレイにはんだを吸い取れた場合は、手で簡単に外れることがありますが、穴の中にハンダの残りカスが残っていることも多いです。
ピンセットを使い、てこの原理で取り外しましょう。
「パキパキ」というハンダの残りカスが外れる音がします。
抵抗・コンデンサ等、リード部品の取り外し
ICを取り外したときのように「はんだ吸い取り線」を使った方法でも取り外すことが可能です。
むしろ、そちらの方が安全に取り外しできます。
しかし今回はあえて、吸い取り線を使わない方法を紹介します。
こちらの方が素早く取り外すことができるので、私はこちらの方法を使うことが多いです。
まず、片方の足を浮かせます。
そしたら、部品と基板の間に隙間ができるので、そこにピンセットを差し込みます。
反対側の足を温めながら、ピンセットで一気に部品の足を持ち上げます。
これで、もう片方の足も簡単に引き抜けます。
最後に、はんだ吸い取り線で基板の穴からハンダを抜いて、無事終了です。
チップ部品の取り外し
チップ部品を取り外すには、両方のハンダ面を同時に温める必要があります。
そこで、はんだごては思いっきり横に寝かせて使います。
まずは、ピンセットでチップ部品の上を軽く押さえます。
そのまま、両方のハンダ面にコテを当てれば、チップが「クイッ」と動きます。
このとき、あまり長時間熱を与えすぎないように注意してください。
チップ部品が欠けて、壊れてしまいます。
あとは、まだハンダが付いている方を取り外し。
最後に、基板の穴を塞いでいるハンダを吸い取り線で除去して、完了です。